ランパントリウム

植物とおどろう

木枯らしを抱きしめて

f:id:corunu:20181023212659j:plain

 こんにちは。レンガから苔が生えてきました。春から水浸しおいたのです。面が粗いので苔の活着が早いです。

 苔のことで心配なのが冬の空っ風です。北海道や東北の方が「東京の冬は寒い」と言うのを聞いたことがあります。関東平野は冷たく乾いた風が吹くので、皮膚への刺激が強いのだと思います。苔には水分の蒸発を防ぐ仕組みがないので空っ風にはすこぶる弱く、対策が要ります。

 街中で苔を探すと駅やマンションのそばによくいます。ポストの根元にもコロニーが広がっています。まとまった体積のある物体に寄り添っている印象があります。苔について参考にしている「NATURAL盆栽 小さなみどりの育て方」という本にも他の植物と一緒にするのが大事と書いてあり、風から苔を守るには風を遮る物体や植物が大事なようです。苔の繁茂したお寺はどのような空気の流れを実現しているのでしょう。潤いのある風が流れているのでしょうね。

 私の園芸は多肉植物を土台にしていて、空中湿度を気にしたことはほとんどありませんでした。考えてみればうまく育てられなかった多肉は湿度に敏感だったのかもしれません。目に見えないので難しいですね。

 空中湿度の悩みと無縁のフロンティア、水草水槽のことも書こうと企んでいます。干からびた関東平野から水中へ、レッツ・ランパントリウム!