一つの鉢植えだったデンドロビウムを二つに分け、違う環境で育てています。
片割れAは根もとを水苔で包み、コルク板に着生させています。
根が伸びて水苔を突き抜けています。
上や真横に伸びている根もあります。
シダの仲間、トキワシノブを混植しています。両方とも樹の上で暮らす植物なので、育てる上での相性は良いと思います。
片割れBは植え込み材を使わない育て方を試しています。
鉢の中に土や水苔は入っていません。「natural盆栽 小さなみどりの育て方」という本に載っていた方法を、見真似ています。
重なり合った根の間に空間が広がっています。
片割れBをこの育て方(呼び方がわからない)にしたのは今年の早春からです。調子がいまいちな個体でしたがこの環境にしてからは以前よりがっしり育っているようです。
赤線で囲んだのは去年以前に生えたバルブ(ラン用語で茎のようなもの)で、青線で囲んだのは今年新生したバルブです。青線の方が背が低いです。この場所の環境に最適の形態へ、変わりつつあるのでしょう。
この鉢には別の植物が侵入を開始しています。
赤線で囲んだのは、シダの仲間の着生植物、タマシダのランナーです。隣の鉢から入り込んだランナーは、今や新たな大地と化したデンドロビウムの根に着生しようとしています。