こんばんは。
イヌガヤを植え替えて照葉樹林ふうの寄せ植えにしました。
鉢底ネットの下にはシイの実(ツブラジイかスダジイか不明)を植えてあります。タマシダとカタヒバは林縁をイメージしています。今はイヌガヤがメインですが、シイが順調に育てばこんもりとした緑に包まれることでしょう。
昔、薪や肥料を採るために使われていた山林は今や忘れ去られ、落葉広葉樹林から照葉樹林へと遷移しつつあります。都市の隣で緑が再生し、森が深さを増していく。これまでの人類史に無かった出来事が身近で起きています。
「植物にこの土地のことを教えてもらおう」という考えでこの寄せ植えを作りました。土地との繋がりを学ぶのも園芸の一部だと思います。
植え替える前のイヌガヤです。枝が伸びて混み合っていました。
実生一年とは思えないほど根が回っています。鉢底ネットを貫通した根があり、外すのに苦労しました。
土に苔が生え地層のようになっていました。
イヌガヤは四株いるので、観察のため一株は単殖にしました。