ランパントリウム

植物とおどろう

恒星天

 もうすぐ大みそかですね。「羊飼いの暮らし イギリス湖水地方の四季」という本を読み始めました。羊たちとの暮らしには「始まりも終わりもない」そうで、この言葉を年末年始の挨拶の代わりとさせて頂きます。

「チキタ★GUGU」という漫画を読み、泣いてしまいました。人喰いの妖怪(人間よりずっと強くて長生き)と、妖怪にとって猛毒の体を持つ特異体質の人間の物語です。妖怪が人間を百年かけてフォアグラにするようなお話で、境界線をどんどん飛び越えていきます。登場人物のひとり、ダムダムに私は強い衝撃を受けてしまいました。話の核心に関わるので気になる方は次の四連黒四角◆◆◆◆まで飛ばして読んでください。


 ダムダムはいろいろあって歳をとらなくなり、人里離れた場所で妖怪と暮らしています。同族に疎まれたダムダムは人間よりも妖怪たちの中に安らぎを見出すようになりました。主人公の仲間はその様を見て「人は一人では生きていけない」と言います。



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 私は苔の中に人を見ています。苔はどの町のどの辻にも居て、星座のように変わらず在り続けてくれます。

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 それでは、次回もレッツ・ランパントリウム!