ランパントリウム

植物とおどろう

2022-01-01から1年間の記事一覧

デンドロビウムの花

今年もデンドロビウム・グリーン愛が咲いた。二年前のエントリーで「片割れB」と呼んだ株で、今は「エア植えデンドロ」と呼んでいる。 https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2020/07/28/210000 今年の初夏、浅い鉢に植え替えた。夏になると半透明な緑…

紅葉と苔

今年の秋は暖かかった。そのせいかコナラの紅葉が去年より遅い。 去年の今頃は葉の真ん中まで赤くなっていた。十二月に入ってから急に寒くなったので紅葉も進むだろう。 約一年九ヶ月ぶりに「#人造裏庭2019」の話。 https://rampantrium.hatenablog.com/entr…

重石の地衣類

ノボリを立てるコンクリート製の重石には、地衣類が生えていることがある。黄色やオレンジ色のまだら模様に見えるのが地衣類。 このような重石は通り沿いの開けた場所に置いてあることが多く、地衣類からすると光合成に都合がいいのだろう。 ルーペを使うと…

シェフレラ

同じ植物でも野生のものと人に管理されたものとでは姿が違ってくる。なかには野生の姿が半ば忘れられた植物も存在している。 今年の一月に斑入りシェフレラを買い求めた。緑と斑のクリーム色のコントラストがうつくしい。 剪定して外で育てたところ、お釣り…

力の分散

去年の秋にシラカシのドングリを播いた。今は苗木になっている。一緒に植えたアオギリは葉が色づいてきたがシラカシは常緑樹なので青いままだ。 葉が青くて細いのがシラカシ、先の尖ったハート形の方がアオギリ。 ドングリはころころとして小石のようだが発…

ウメノキゴケ

民家に挟まれた谷底の遊歩道に、ドーナツ状の地衣類のコロニーがある。ネムノキの幹に着生している。 裂芽があり、フチが反っている。ウメノキゴケだろう。 三年前にも同じコロニーを写真に撮っていた。この樹種は枝が少なく、ウメノキゴケはガラ空きの懐で…

室内のシダたち

去年植え替えを報告したシダたち。 https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2021/10/17/210000 まだ良い鉢を見つけられず、買ったときの鉢で育てている。 当時の葉はほとんど枯れ、新しい葉に交代していった。 値札シールを一年間貼ったままだった。鉢の…

キンモクセイ

キンモクセイの香りが漂ってくると本格的に秋なのだと感じさせられる。国内のキンモクセイは実ができないため、見かけるのはほぼ全て人が植えたものだ。身近だけどよく見たことが無いので観察することにした。 甘い香りを辿ると遊歩道に出た。キンモクセイが…

苔と石と水

苔石の管理を始めてから5年が経った。 開始が2017年なのでこのブログを始めるより前になる。石に水を毎日かけたら苔が生えてくるのではないかと思い、試してみることにしたのだった。 はじめは水に浸した状態にしていたのだが、淀むのでやめた。2019年の夏…

コゴミ記録

一月末ごろからコゴミを育てている。山菜として食されることもあるシダ植物の一種だ。標準和名はクサソテツと言う。 掘り上げた苗がビニール袋に入った状態で販売されていた。チューリップの球根に近い販売形態で、他にも数種類の袋入り山菜が店頭に並んでい…

ネムノキの花と葉

ネムノキの花が咲いた。ネムノキは6本育てている。咲いたのは一番大きな木だ。 他のマメ科、例えばフジなんかとは違う花火のような花。開いた日の翌日にはしおれてしまう。 以前ネムノキ関連のエントリーで「花が咲くのは2030年になりそう」と書いた。…

ローリアリティ

シダを見ていると細かいことがどうでもよくなってくる。 特にイヌワラビはどうでもよくさせパワーに富んでいる。 コンクリートの隙間などからよく生えている。↓ワラビ イヌワラビは食用にならないワラビという意味の名前だけど、見た目はあまり似ていない。…

ミニ空き地

ヤブカラシを植えた鉢のその後。 https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2021/09/26/210000 ここは雑草専用の鉢に決め、ヨモギやオオアレチノギクなどを植えた。 白っぽい葉をつけているのがヨモギ。調べたらヨモギは風媒花なので他のキク科の植物より花…