ランパントリウム

はびこりの里

火星神社

 千葉県某所に奇妙な景観の神社がある。おととしまで巨木が鬱蒼と茂っていたが、太い枝がまとめて剪定された。境内は明るくなった。幹だけの巨木が立ち並ぶ境内は火星のようだった。

 落ち葉や害虫のことで苦情が入り、自治体に剪定されたという。

 先月枯れていないか恐る恐る再訪すると、巨木たちは生存していた。失った光合成量を取り戻すべく胴吹き芽を展開している。これは一枚目の写真と同じタブノキ

 切り株になったケヤキも大量の葉をつけている。

 幹のてっぺんが平らになったタブノキ

 木陰が消えたため、日当たりのよくなった地面では雑草が大繁殖していた。植物は日の当たる土地を決して放っておかないものだ。

 剪定が必要なのは分かるけどちょっと思い切りが良すぎじゃない?と思ってしまう。だいいち神社なのだから少しくらいモサモサの方がいいのでは?神社の木だからといって特別扱いはできないということなのだろうか。老舗が駆逐されていくような世知辛さを覚える。