ランパントリウム

植物とおどろう

リジェネレーター

 こんばんは。

「ヤマモモの道」と呼んでいる道路を歩きました。

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 道路沿いに数十本のヤマモモが植栽されています。春までは枝葉が繁ってモコモコでしたが、剪定でスカスカになりました。枝の断面はまだ白く、生々しさが残っています。先月末に花が咲いていましたが、枝ごと剪定されたようなので今年は実はならないでしょう。赤いベリー型の実を見られないのは少し残念ですが、実をつけない年があると樹にとって休憩になります。

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 伐られた枝から芽が萌芽していました。ヤマモモは太い枝を伐られても再生する強靭な街路樹で、幹に過去の剪定の跡が残っていることがあります。

 これはヤマモモではなくニレケヤキの盆栽ですが、枝の断面が埋まりつつあるのが見えます。

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 枝の中心部は再生しないので、外側から樹皮が巻き込むような形で断面が埋まっていきます。

 剪定後の断面はきれいに塞がることもあるし(一枚目の写真、左下の枝分かれに塞がった傷があります)中心部が腐って洞になることもあります。

 ここのヤマモモがどのくらいかけてモコモコ状態に回復していくのか、続けて観察しようと思います。