唐突だがこのエントリーから文体を変えることにした。丁寧語で書くと体力を消耗するためだ。
大切なのは苔が生すように書き続けることだ。文を書くこと自体が苦痛になっては長続きなど望めない。どんな愉快な話でも書かなくては誰にも読まれない。
今までよりぶっきらぼうな書き方になるだろうけど、ブログを続けるためなのでご了承いただきたい。
本題に移ろう。
草むしりでむしったヤブカラシを持ち帰ってきた。花がきれいなのでベランダで育てることにする。ブドウに近縁の植物だ。
ヤブカラシは根茎から再生してしまうので、駆除の難しい雑草として知られている。
しかし、あくまでも蔓と根茎がはびこるから厄介なのであって、見た目が悪い訳ではない。花はもちろんのこと赤みを帯びた葉と蔓も美しい。鉢植えにして剪定しながら育てよう。
うちのヤブカラシの花を見るのは来年になりそうだが、今の季節は日当たりのいい道路沿いでヤブカラシの花を普通に目にすることが出来る。
花のつき方は逆さにしたブドウに似ている。花茎と花は淡い色で、葉とコントラストを成している。蜜が豊富なためクロアゲハなどの蝶が訪れている。
花が咲いても種をつけることは稀で、もっぱら根茎で無性的に増殖している。つまり外から持ち込んだ土に根茎が混ざっていたりでもしない限り、ベランダには侵入できない。旺盛にはびこるヤブカラシは根茎頼りゆえの物理的限界に縛られている。