公園の松林を見に行ってきました。海が近く防風林として松が植えてあります。
根が地面より上にある状態を根上りと言います(街路樹の根で舗装が持ち上がった状態を根上りと呼ぶこともあります)。
しゃがむとくぐれそうなくらい持ち上がった根。隣の白い幹はエノキです。
根が持ち上がったのには訳があります。根が土を求めて空中をさまよったのではありません。
昔は根の付け根のあたりまで地面があり土に埋まっていたのです。風雨で土が流された後も、根がかつての姿のまま残りました。変化したのは松ではなく地面の方です。砂混じりの土は流されやすいため松林では根上りがよく見られます。
ジャングルジムのようで登りたくなりますが、できればやめてあげてください。根は長い年月をかけて土が減るのには耐えられても、人の踏みつけには弱いからです。