ランパントリウム

植物とおどろう

ベランダ庭

ノキシノブが生えた

先週末は台風で雨風が強かったが、アルドラの植物には被害がなかった。むしろ台風のあとの方が青々としているように見える。 アカマツの鉢にノキシノブが生えていることに気づいた。 ノキシノブは着生型のシダ植物。かつては茅葺き屋根によく生えたことから…

アルドラ観察日記『冬の青海波』

ヤブソテツの葉を裏返したら、青海波に似た紋様が浮かんでいた。ヤブソテツは街なかでも見られる身近なシダ。アルドラにも自然に生えてきた。 田中徹の著書「花の果て、草木の果て」によると真冬に起きる現象らしい。 紋様そのものはヤブソテツの葉脈なのだ…

アルドラ観察日記『夜』

昨日も今日も暖かった。外で作業していたら少し暑いくらいだった。 全体的に土の乾く周期が短くなってきた。芽吹きを前に根の活動が高まっているのかもしれない。 植物には光周性という仕組みがあり、夜の長さをもとに季節を測っている。夜の暗さは昼の明る…

アルドラ観察日記『イチイ』

昨日職場のイチイが剪定されていて、許可を得て枝を貰ってきた。適期には少し早いが挿し木を試みた。強く伸びた枝なので体力は十分あると見ている。 一晩水を吸わせ、下ごしらえにかかる。低い位置の小枝や葉は埋まってしまうので切る。切り口の周りを斜めに…

アルドラ観察日記『苔の花』

強風で鉢の土がかなり乾いていた。冬は水はけが悪くなるからたまには乾燥するも悪くない。 ガーデンシクラメンの鉢の苔が蒴を生やしていた。この苔は自然に生えてきたもの。ガーデンシクラメンと環境の好みが同じなのだと思われる。 去年の秋に植え替えをし…

アルドラ観察日記

胸くらいの樹高のコブシが植えてある公園を見つけた。花の観察がしやすそうだ。 春の兆しが少しでも見つからないかと思い、ウバメガシの冬芽を観察した。 変化は見つからなかったが、芽鱗(がりん)が上質な家具のような色合いだとわかった。 まるで木目のよ…

アルドラ観察日記

昼過ぎからくしゃみと鼻水が止まらなくなり大変だった。去年の1月15日も花粉症で具合が悪くなっており、杉の律儀さを思い知る。 アオギリの葉痕を写真に撮ったら、幹にきらきら星の模様みたいなものがあることに気づいた。 よく見ると平面ではなく厚みが…

アルドラ観察日記

ベランダの一角に作った植物栽培スペースをアルドラと呼んでいる。個々の植物とは別にアルドラ全体を観察し、天気などと一緒に記録することにした。 今日は季節外れの暖かさと雨降りで、空気が生ぬるかった。例年だと雪が降る時期だと思うのだけど。 モミジ…