ランパントリウム

植物とおどろう

シダと小豆とキノコと

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 少しずつ日が長くなり、日差しの暖かさも増してきました。ハエトリグモやアブ、ガガンボなど寒さに強い虫たちの姿を見かけることもあり、春はすぐそこだと思いました。

 写真のシダはセイヨウタマシダです。見ていると自分でも理由の分からない安らぎを覚えます。小さく丸い葉が並んでいるという形に、安定と調和を感じるのかも知れません。


 博物館で聞いた苔の話で面白かったのは、菌根共生のことです。多くの植物はカビやキノコの菌糸と根で繋がっており、互いに栄養やミネラルを交換しています。この関係が菌根共生で、苔も菌根共生を行うことが分かってきました。森に住む苔の場合、土の中の菌糸ネットワークで周りの樹や草と繋がっているそうです。その深さと細やかさを想像し軽いめまいがしました。解説してくれた先生が「分からないことだらけですよ」とどこか嬉しそうに言っていたのが印象的でした。


 ちょっと目が疲れたのでホット小豆アイマスクを使いました。長いこと使っているのですが、暖めると微かに小豆の匂いがしてなんだか楽しかったです。

 それでは、次回もレッツ・ランパントリウム!