ランパントリウム

植物とおどろう

アニマ1

 こんばんは。タイトルを考えるエネルギーを抑えて、書いています。1というのは通し番号みたいなものです。


 千葉県立中央博物館の観察会に参加してきました。顕微鏡で苔を見る会です。うちにいる苔の種類が知りたいので、採取して行きました。

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 Unknown苔です。


 顕微鏡で見たUnknown苔です。スマートホンで接眼レンズを覗き込んで撮影しています。

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 透き通った葉が一枚いちまいよく見えます。葉の落とす影まで見えるのがアメイジングです。

 別の顕微鏡で倍率を上げたところです。

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 多くの苔の葉の厚みは、細胞一層ぶんしかないです(陸上植物は多層の細胞で葉ができています)。それを目の当たりにしたときの様子です。驚くほどの薄さです。ピントの合いがマチマチなのは、葉が立体的にうねっていて深度が違うからです。

 葉のうねりと仮根にある無性芽が決め手になり、この苔は「ハマキゴケ」だと判明しました。

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 Known苔です。

 ハマキゴケは街中にもよく生えています。コンクリートの壁によくいる苔です。f:id:corunu:20190525195047j:plain

 乾いて休眠すると茶色くなります。育てている苔石とだいぶ違うので、同じ種類だとは思いませんでした。裏庭で青い鳥を見つけた気分です。


 微生物もいました。

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 アメーバです。仮足と別に中の顆粒がゴロゴロと動いていました。ほかにもワムシや珪藻がめいめい動き回っていて、苔の葉の上に生態系があることを知りました。

 苔は偉いと思います。