当ブログの夏の風物詩、ウメノキゴケの定点観測。今年の分を見てきた。
https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2023/08/26/210000
成長して去年よりも面積が拡大していた。

去年↓と比べてみよう。

この辺りの空気は変わらずきれいらしく、安心した。
このウメノキゴケの一番古い写真は2019年のもの。見返して成長ぶりに驚いた。

電気自動車は排気ガスを出さないから、普及すればウメノキゴケが増えていくかもしれない。未来が楽しみである。
◇2024/08/06追記
この地衣類について「ウメノキゴケとは別種のヒメキウメノキゴケでは?」とSNSで指摘をいただいた。改めて観察に行った。

倍率10倍のルーペで中央部を見たところ、粉芽のようなものがあった。中央のフリルが粉っぽくなっていた。

地衣類には粉芽やパスチュールという粉っぽい器官があり種類ごとに有無や形が決まっている。ウメノキゴケには粉芽もパスチュールもない。またウメノキゴケは裂芽という細かなトゲのような器官を持つが、今回の地衣類には見つけられなかった。
フチの部分。

シリアというまつ毛のようなものがフチに生える地衣類もいる。この地衣類には見られなかった。
こうして観察し直した結果、粉芽らしきものの存在からウメノキゴケではない可能性が高くなった。図鑑と千葉県立中央博物館のウェブサイトで調べたところナミガタウメノキゴケに特徴が当てはまった。
指摘をいただいたのをきっかけに、具体的に地衣類の体のパーツを見て種類を調べることができた。ルーペで粉芽(あるいは粉芽化したパスチュール)を見たときは感動した。種の同定をしなくても見て楽しむことは出来るが、同定のため細部を見たり調べたりするのはただ眺めるのとは違う楽しみがあると実感した。