こんばんは。
植え込みを舐めるように見ていると「ひっつき虫」を見つけました。オヤブジラミ(セリ科)の実です。植え込みに混ざっていたため草刈りを免れ、実を結んだのです。
実の形がシラミに似ているためこの名前になったという由来があります。私はシラミの実物を見たことがなくどの程度似ているか判断ができません。オヤブジラミが命名された時代にはシラミも身近だったのでしょう。葉は切れ込みの入った三角形をしており、春の野草らしい可憐さを帯びます。
ドクダミの実が気になって調べたところ、単為生殖で実をつけることが分かりました。つまり、花が咲いていても花同士の花粉のやり取りは有りません。また結実すること自体も少ないようです。
曇りと雨の日が増えてきました。植物がよく育つのは梅雨が夏至の太陽を隠しているからだと知って、多少梅雨が嫌いでなくなりました。