舗装道路の隅に苔のコロニーを見つけました。
小さな隙間でたくましく暮らしていますね。
シダたちも道路や高架で暮らしています。
いろいろ考えた結果、いちばん美しいのはこういう生き物ではないだろうかと思いました。
それでは、次回もレッツ・ランパントリウム!
三代目苔プロジェクトに名前をつけました。その名も「ストーン苔ヘンジ」です。苔プロジェクトについては前の記事をご覧ください。
https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2018/10/29/205859
ツイッターでも実況をしています。「#ストーン苔ヘンジ」からご覧になれます。
苔を待つのは文通のようだと最近思います。ストーン苔ヘンジからの返事は、もう少し先になりそうです。
それでは、次回もレッツ・ランパントリウム!
こんばんは。たった今タイトルを途中まで書いたところで誤ってアップロードしてしまいました。ドンマイ自分です。
ウィローモスという苔を育てています。写真の樹皮みたいなものはコルクバーク、ずばりコルクの樹皮そのものです。水に浮かべてあるので毛細管現象で常に湿っています。
ウィローモスは熱帯魚水槽で育てられることが多い、水草です。インターネットで検索すると絨毯のように広がったウィローモスを見ることができますが、そうするのは意外と難しいです。水の中だと成長と分岐の仕組みが変化するらしく、ゆらゆらした長い糸のような姿になります。ウィローとは柳の意味なのでゆらゆらフォームの方が真の姿なのかも知れませんが……正直に言うと徒長感があり好みでないですね。
ならいっそ気中栽培してしまえ、と思い九月末から育てています。毛羽立った苔らしい姿になってきました。部屋の中でデスクライトの光を当てています。ウィローモスは耐陰性に優れるのです。
この立体感!密度もアップしています。これだけ繁れば乾燥も怖くないでしょう。コルクバークを覆い尽くす日もそう遠くではありますまい。ウィローモスは様々な姿を見せてくれる、適応力に溢れた苔ですね。
それでは次回も、レッツ・ランパントリウム
グロッチフィルムの花が咲きました。長い花期を持ち、一ヶ月近く咲き続けます。
草木はどうやって去年と同じ芽を吹くのでしょうか。新芽も落葉も、毎年変わらず続いています。芽や蕾は自分の姿を忘れないということ、変わらず立ち続けるという植物の性質はどこから来たのでしょうか。
写真は根洗い仕立てにしたハオルチアです。根洗いにして平気なのか心配でしたが、今のところ調子が良さそうです。芽も動いています。
「波紋と螺旋とフィボナッチ」という自然科学の本を読みました。生き物の形がどう出来上がるかについての本で、とても面白いし分かりやすいのでおすすめです。さて、この本の中ではシマウマの縞模様について触れています。白黒の縞模様は、タイトル通り波紋だったのです。遺伝子に縞模様の設計図が書いてあるとかじゃなく、肌に広がる波という物理的な作用をもとに、縞の位置が決められていたのです。例えば尻尾の付け根あたりの絶妙な辻褄の合い方、とても設計図通りに縞を描いているとは思えません。
ハオルチアの葉です。砂糖菓子みたいな白い縞模様、波に見えないでしょうか。
植物には波として見ることのできる形がたくさんあります。シダの葉は、重なり合った波や砕ける波頭にそっくりですね。新芽の展開や紅葉も、一年という長い周期の波なのではないでしょうか。引いて返す波なら形を憶えている必要は、ありません。
うちの猫です。猫は身近にいる縞模様の生き物ですね。
植物も猫も海を抱えているのだと思います。それじゃ次回も、レッツ・ランパントリウム!