ランパントリウム

植物とおどろう

インダストリアル

 こんばんは。散歩していて樹の芽吹きを見つけました。

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 五枚の小葉からなる奇数羽状複葉です。あちこちで芽吹いていました。

 当ブログでさんざん大口を叩いている私ですが、じつは野生の植物の名前を全然知りません。この樹の名前も帰ってから調べました。冬芽や葉痕の形から見て「ヌルデ」というウルシ科の植物のようです。

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 奇数羽状複葉はウルシ科に多い特徴です(調べました)。数歩進むごとに生えていて、ウルシの仲間というのはこんなにそこら中にいるのかと驚きました。

 ヌルデの近くにアカメガシワも生えていました。アカメガシワは私が知っている数少ない植物の一つです。

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 新芽はめまいのするような赤で美しいです。食用になるそうです(調べました)。

 ヌルデとアカメガシワを見つけたのは太い車道のそばの植え込みでした。このような道路は一応人の歩くスペースはありますがほぼ自動車のためのものです。家々の間や公園を繋ぐ道路とは質的に違う、非人間的な道路と言えます(この本 https://www.seikyusha.co.jp/bd/isbn/9784787234353/ からの受け売りです)。そんな所を散歩して楽しいのかと聞かれたことがあります。植物の種類は少なく殺風景ですが、私はこの「庭園」が心の底から好きで常に敬意を払っているつもりです。人間と植物のどちらが欠けても存在しなかった、ことによっては今しか見られない風景なのですから。