こんばんは。
暑い日が続きますが、少しずつ日が短くなっています。秋が近いのだなと感じます。
拾った種から育てている樹を写真に撮りました。伸び方が種類ごとに違いますし、個体差もあります。
ネムノキは成長につれ複葉の葉の数が増えてきました。
葉は青みがかった緑色をしています。どことなくフクロウの羽根に似ています。就眠運動をするので、フクロウとは逆に夜は閉じてしまいます。
ネムノキの複数は枝に似ていますが、一枚の葉が分かれたものです。枝ではないので先端に芽がありません。
イヌガヤは生育が旺盛で、新しい枝を広げています。
芽生えて間もない時期から枝を出しています。すでに樹らしい形です。
枝先には芽が出来ています。
何かのトラブルに遭ったのかまっすぐに育っていない個体がいます。
発芽のとき根もとが傷んだのでしょうか。枝葉は元気に展開しています。植え替えるとき工夫が必要になるかもしれません。
ナンキンハゼは遅めに発芽してから急激に成長していましたが、梅雨明け頃から芽の展開が緩やかになりました。
徒長かと思うほど、双葉の時期の伸びが急でした。そのため腰が高いです。
モミジは葉が傷んでしまいましたが、幹の成長が著しいです。
去年の九月と比べると別の植物に見えます。
幹が赤から灰緑に変化しています。樹皮が厚みを増したからでしょうか。
私はここに防風林を作ろうと思っています。林と言っても一畳以下の範囲をカバーする小さな物です。しかし、小さくても樹があるのと吹きさらしでは環境が大きく違います。樹々が風を遮り直射日光を弱めれば、そこは苔や地衣類、土壌動物など小さな生き物のゆりかごになるはずです。ネムノキたちはその第一歩です。彼らは生まれてきた時点でこの土地の風土に慣れている植物だからです。