こんばんは。最近は落葉した街路樹を眺めてばかりいます。葉がない分、梢の先がよく見えます。枝分かれした梢は毛細血管や変形菌の脈動を連想させ、冬の間もそこに命があることを教えてくれます。
公園のケヤキです。上へ伸びる性質なので梢は高い場所にあります。分岐は細やかで美しく、盆栽でも落葉した姿を愛されているのが納得できます。
川沿いのネムノキです。やわらかな印象の葉と違い、枝は直線的です。
枯れた鞘が残っていました。結実は夏の終わりから秋なので、四か月以上ここに留まっていることになります。
商店街の街路樹としてトウカエデが植えてありました。のびのびと放物線を描く枝が街並みに似合っています。
伸びるための穴がひさしに開けてありました。
昨日は関東で春一番が吹きました。季節が動いています。自宅で育てている植物たちにも変化がありました。
ニレケヤキの冬芽がほころび始めました。
冬芽が開き、葉が覗いています。
実生モミジの冬芽も開き始めました。
ゆっくり寒樹を見ていられる季節もそろそろ終わりです。園芸家にとって一番忙しい季節、春が来るからです。