ランパントリウム

植物とおどろう

しゃがむ人

 こんばんは。テレビもツイッター新型コロナウイルス一色です。私は空気が読めないし読まないので、身近な植物の話をしようと思います。

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 公園のハイビャクシンです。匍匐性の針葉樹で銀色を帯びた葉が美しいです。整い過ぎていて畏怖を覚えます。


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 ここは以前アジアンタムについて書いたときの水路です。周囲に人気はなく、排水口の水が水面を打っていました。

https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2019/04/12/220000

 川沿いに下流へ歩いていきました。風に海の匂いが混ざるところまで行くと、護岸からアジアンタムが消えていました。河口の近くは生育に適さないのかもしれません。

 道が途切れていてこの先には行けませんでした。

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 上流に戻ると鮮やかな黄緑の苔とアジアンタムの草叢がありました。


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 道端で見つけた苔にもう一度見に行きました。

https://rampantrium.hatenablog.com/entry/2020/01/27/220000

 糸のようだった朔が膨らんでカプセル状に育ちました。どことなく古い照明器具を彷彿とさせます。

 しゃがみ込んで苔を撮っていても大抵の人はスルーして行きます。変な人を見ても基本的に回避する、という風習が根付いているからでしょう。